株価暴落でつみたて投資(NISA)をやめたくなった方へ
株価暴落でもう投資をやめたい・・・
せっかく投資してきたのに資産がマイナスになったから一回つみたて中断しようかな・・・
と思っている方に『今やめたらもったいないで~』とお伝えしていきます。
今回の内容は、あくまで積立てNISAなどの積み立て投資をやっている方向けなので
短期でバシバシ利益稼いでいくで~っていう方は飛ばしてくださいね!
2020年4月中旬現在では日経平均も19000円前後まで回復してきましたが、コロナショックで一時株価が▲30%前後を記録しました。100万円を投資していた人は30万円も評価資産が減っています。。きついですよね。。。やめたくなりますよね。。。
誰が言ったか知りませんが『愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ』といった格言があります。
そこで今の感情や自分の経験値ではなく、過去の事例を見てみたいと思います。
リーマンショック時は最大▲56%、1920年代の世界恐慌ではなんと▲86%も株価が下落しています。やばくないですか・・・。100万円投資していたら14万円になってしまう。。地獄ですね。しかも株価が底を打つまで3年以上かかり、株価が世界恐慌前に戻るまでなんと25年もの長い月日がかかっています。
投資やめたくなっちゃいました?
もう少しだけ、歴史を探訪にお付き合いください!きっと最後には不安が減っているはず・・・
先ほどの通り世界恐慌では株価が回復するまで25年物期間がかかっています。もしこの暴落のタイミングでつみたてNISAを始めていたらどうなっていたか気になりませんか。利益が出ていると思いますか、それとも損失を出していると思いますか。
今回は、毎月3万3千円(つみたてNISAのほぼ上限)を暴落時から20年間積み立てたシュミレーションをしてみました。日本円だと為替の影響を考えなければいけないので、今回は1ドル100円として毎月330ドルの積み立てを行った計算になります。
結論20年後には約200万円資産が増える!
先に結論のチャートを載せますね
青い線が毎月3万円を投資している投資元本の線
オレンジ色の線が、その時の資産総額を表す線
どうですか?20年後は約2万ドル(約200万円資産の線が上回ってますよね)
株価は上の基準価格のグラフの通り最初の金額まで回復していないのに、不思議ですよね。これこそがつみたて投資のパワーです。暴落のタイミングで全額投資をしていたら株価が回復していない20年後のタイミングではもちろん損失が出てしまいます。積立て投資では毎月同じ金額を買っていくため『株価が下がれば買える株数が増えていく』ということがポイントになります。
毎月3万円の積立で1株1万円の株を購入すれば全部で3株。1株5千円の時に購入すれば6株も購入できます。最終的な資産は【保有している株の量×その時の株価】になりますので、株価が安いときは株がたくさん買えるチャンスなんです。自分が積み立ててきた資産が暴落により減っていくのは損している感じがしますが、そうではなくたくさん買えるチャンスなので得と思ってください。
もちろんず~と上がり続けてきた株式が19年目で暴落してしまったら損失がでます。
ただ、これまでの株式相場では約10年に一度の頻度で暴落が起こってきましたので、ず~と右肩上がりに株価が成長し続けることは起こりづらいのではないかと思っています。その前提に立つと、長ーい人生でめったに起こらない暴落のタイミングは【長期】投資をする上ではチャンスかもしれません。
世界恐慌の最大86%株価が下がったときでも20年のスパンではプラスになります。3.3万円×12か月×20年の792万円が992万円になっているので125%も資産が増えたことになります。もちろん世界恐慌を超える株価下落が起こらないとは限りませんが、現在のコロナショックはまだ▲30%、リーマンショックは▲56%です。
リーマンショックの時に長期投資をしていて大きな損失を出してしまった人は暴落に耐えられず株式市場から退場してしまった人です。逆に株価下落・資産減少に我慢し続けてコツコツ積み立てを行っていた人は大きな利益を手にしていました。これは過去のチャートからもはっきりと結果が出ています。
相場が荒れているときは、投資をやめたくなったり、積み立てを中断したくなりますが、歴史的にはコツコツやり続けた人が報われてきました。
何が正解かはわかりませんが、わたしはコツコツ積み立てをしていきたいと思っています!王道に勝る近道なし!
それでは今日はこのあたりでばいば~い^^